“煽り”ライティング −「一流」はこう書いてる。−

“煽り”ライティング「一流」はこう書いてる。

突然ですが、
あなたの書く文章は二流ですか?

いきなり意味不明な質問をしてすみません。

ですが、この機会に、
あなたのライティングが「二流」かどうか
チェックしましょう。

では、改めて質問です。

今回のテーマは『煽りライティング』ですが、
次の文章は“煽り”でしょうか?

その問題をそのままにしておくと
ヤバいことになりますよ…。

答え:これは一般的な“煽り文章です。

「ヤバいことになりますよ…」
と読者を煽っていますよね。

では、続けて質問しますが、
この煽り文章に“効果”はありそうですか?

答え:私は “全くない” と思います。

むしろ逆効果ではないでしょうか?

私ならこれを聞いて、
「ヤバい!早くなんとかしなきゃ!」
なんて思いません。

「なぜあなたに言われなきゃいけない?」
「え?何がどうヤバいの???」
「(下手クソな煽りだなー。)」

あなたもこのように思いませんか?
私と同じ「心の声」ではないですか?

“煽り”の使い方、教えます。

セールスライティングを学ぶと、
必ず煽りというものを学びます。

しかし先ほどのように、
なぜか煽ったせいで
むしろ逆効果になってしまうことがある。

これではいけません。

そこで今回の記事は、
セールスライティング未学習者にも分かりやすく
「正しい煽りの使い方」をお伝えします。

「煽り文章」の正しい書き方を知るということは、
すなわち煽らない文章」を理解すること。

誰もが「売りたい!」の気持ちが先行すると、
無意識に煽り文章を書いてしまいますが、
あなたはもう、そうなりません。

本記事で『煽り文章のメカニズム』を知り、
一緒に「二流の文章」から卒業しましょう!

目次

“煽り”の正体を知る。

煽りの正体を知る

まずは結論ですが、
“煽り”を分解すると次の2つに集約されます。

  1. 形容詞・形容動詞
  2. ビジョン

①を過剰表現すると煽りになり、
②が一方的だと煽りになる。

…どういうことか?
このメカニズムを詳しく解説していきます。

①「形容詞・形容動詞」を
やりすぎない。

メカニズムのお話をする前に、
そもそも「形容詞・形容動詞」って何だっけ?
という疑問にお答えします。

「形容詞」とは

物事の状態や性質が「どのようであるか」を
表現する言葉。

例えば「かわいい」や「美しい」など、
「〜い」で終わる自立語のこと。

「形容動詞」とは

意味は形容詞と同じで、
物事の状態や性質が「どのようであるか」を
表現する言葉。特徴は、語尾に「〜い」では
なく、「だ」や「な」が付けられる。

例えば「きれい」は「きれいだ」や「きれいな」と
言えるので「形容動詞」。一方で、「寒い」は
「寒いだ」や「寒いな」のようには言えないので
「形容詞」。

大枠の意味は上記の通りです。

形容詞・形容動詞は、
「物事がどのような状態であるかを指す言葉」
理解いただければ、問題ありません。

ではなぜ、この「形容詞・形容動詞」が
煽り”になるのでしょうか?

本来は「形容詞・形容動詞」を使うだけで、
“煽り”にはなりません。

過激な形容詞・形容動詞を使うから、
“煽り”文章になってしまうのです。

具体的な例で説明します。

例えば、
あなたが「ライティング」に関する教材を
購入しようとしているとしましょう。

次のような教材が販売されていたら、
どう思いますか?

唯一無二の極限ライティング

爆売れテンプレの無双ライティング

完全無欠のメルマガ教育ライティング

「本当に唯一無二なの?!」
「本当はそんなに売れていないんじゃ…?」
「なんかうさんくさいな…」

正直、そのように思ってしまいませんか?

本来の煽りは、
読者を「不安にさせる」ことで行動を喚起します。

しかし、先ほどの例文のように、
過激な形容詞・形容動詞では、読者は不安よりも
不快を感じるが上回ってしまうのです。

今回は、分かりやすいように
タイトルやヘッドラインの例をあげましたが、
もちろん訴求文でも同じことが言えます。

では、
どうしたら“煽り”文章にならなくなるのか?

【解答】ポイントは『具体化』

まず誤解してほしくありませんが、
「形容詞・形容動詞」を使うことは
何も悪ではありません。

むしろ、お客様に訴求するには必要なこと。

NGなのは、「形容詞・形容動詞」を
過激な表現にしすぎることです。

これが、
お客様に「不快感」を与える原因になっています。

では、どうしたら解決できるのか?

それが、
「形容詞・形容動詞」を具体化する
ことです。

例をあげて解説します。

次のようなライティング教材があるとして。

例 1

究極のライティング

これでは、
「究極って“何が”究極なの?」
と、お客様から反論が出てしまいますよね。

それでは、
次のように具体化されたら、どうでしょう?

例 1

究極のライティング


はじめてページを訪れた人の
100人中78人がカートに入れた
“販売ページ特化型ライティング”

難しいことをしたわけではなく、
シンプルに「究極とは何か?」を説明しただけ

はじめてのページ訪問者の78%が、
カートに入れるライティングは「究極」です。

もう1つ例をあげます。

例 2

最強のアンケート

これも「何が“最強”なの?」となりますよね。

同様に『具体化』してみます。

例 2

最強のアンケート


街中で100人中98人が足を止めた
「無視されない」アンケート手法

これで
「どんな最強のアンケートなのか?」
について説明がつきました。

このように、
読者が「不快」に思う“煽り”をなくすには
具体化』すること。

「究極」や「最強」のような抽象的な表現は、
読者の心の中がモヤモヤしてしまうのです。

ここで言う「モヤモヤ」こそ、
「=理解不能の意であり、
人間は理解できないことを拒絶します。

高齢者のスマホ普及は遅かったですよね。スマホを理解できなくて拒絶したからです。

高齢者のスマホ普及は遅かったですよね。
スマホを理解できなくて拒絶したからです。

挑戦者をバカにする風潮がありますよね。なぜ挑戦するのか理解できず拒絶するからです。

挑戦者をバカにする風潮がありますよね。
なぜ挑戦するのか理解できず拒絶するからです。

さらに例をあげましょう。

例えば、このように言われたらどうですか?

例 3


この「無敵の知識」がないまま
SNSを頑張っても、あなたは絶対に
理想の未来にはなりません。
最高のSNSライフを楽しみたいなら、
迷わず自己投資するべきです。

ほら、、、モヤモヤしてきましたね?

「無敵の知識って何やねん」
「あなたに理想の未来がわかるの?」

など、ツッコミどころ満載です。

でも、よくよく冷静に見ると、
どこかで見たことがあるような文章では?
(下品な情報商材屋が使いそう笑)

そう、こんな二流のライティング
世の中にごろごろと転がっているのです。

だからこそ、
この記事をご覧いただいたあなたには、
そこから抜け出して欲しい。

無意識に書くと、
ついモヤモヤ文章になってしまうので、
意識的に「形容詞・形容動詞」をどう伝えるかを
考えることが大切
です。

そして、その方法こそこれだけ。

「無敵」「究極」「最強」などの
抽象的な表現を『具体化』する

たったこれだけ。

実際にトップライターさんはみんなやってます。

文章の見直し時には、
必ず「形容詞・形容動詞」に注目して
チェックしてください。

「煽っているようで煽れてないな」と感じたら、
「他に具体的な伝え方はないかな?」と、

1つずつ丁寧に考えていけば、
グッと『質』が高くなりますよ。

②「ビジョン」の伝え方。

次に『煽りライティングのメカニズム』
②ビジョンについて解説します。

まず「ビジョン」とは何か?

いわゆる顧客の未来です。

“煽り”文章の基本は、
「お客さん、そのままだと
こんなに不幸な未来が待っているよ!」

という、顧客の未来をどう伝えるか。

しかし、この伝え方に失敗すると、
効果のない“煽り”になってしまうのです。

例えば、次のように言われたらどうでしょうか?


あなたも早く知っておかないと
大きな差がつきますよ?


振袖の集合写真で
あなただけ「ぽっちゃり」とか
嫌じゃないんですか?


いつまでもお子さんを
泣かせっぱなしのガミガミママで
本当にいいと思っていますか?

これではとても、
『上から目線の一方的な伝え方』ですよね。

すると読者は、
「不安」よりも不快に感じてしまいます

「私の何が分かるの?」
「なんでそんなこと言われなきゃいけないの?」

と思われてしまう。

ですが、オンラインビジネスの場合、
お客様とのやりとりがほぼなく、
一方的な売り手側の訴求が必要です。

つまり、一方的なのに読者が“煽り”に感じない
ライティングのコツを知らないといけません。

では、
どうしたら“煽り”文章にならなくなるのか?

【解答】煽りの直後に『ストーリー』

オンラインビジネスは、売り手側から顧客へ
一方的なベクトルで訴求する性質上、

煽り”文章は責め立てるように聞こえ、
不快感」を感じやすくさせます

だからこそ、「煽って終わり!」は厳禁。

そこで、
“煽り”の後にストーリーを添えることで、
顧客の「不快感」をカバーすることができます。

添え方のコツは、煽った後に、
「というのも〜」と付け加えるイメージですね。

具体例で解説します。

前述にあげた、次の例で考えてみましょう。

例 4


振袖の集合写真で
あなただけ「ぽっちゃり」とか
嫌じゃないんですか?

今すぐ、このダイエットサプリで
痩せを手に入れましょう。

広告にありそうな文章ですが、
「なんでそんなこと言われなきゃいけないの?」
と、つい言いたくなってしまう。

そこで、
次のようにストーリーを添えてみます。

例 4


振袖の集合写真で
あなただけ「ぽっちゃり」とか
嫌じゃないんですか?

キツイ言い方をしてすみません。
というのも、私自身が成人式で
とても後悔したからです。

当時の私は身長「153cm」でしたが、
体重は「75kg」もあり、いわゆる…
『ぽっちゃり〜おデブ』な体型でした。

なので、仲のいい友人グループと
朝から家族総出で
振袖の着付けに行ったのですが、
みんなで下着姿になった時、
ぽっこりお腹が本当に恥ずかしかったです。

そして、着付けが終わり、
髪のセットをしたのですが、
なぜ振袖の時って
あんなに髪を上げるんですかね…。

丸い顔が前面に晒された上に、
そこそこ気合を入れた化粧をしたので、
周りの男子からは
「なんか化粧で頑張ってる奴」にしか
見えなかったと思います。
(・・・続く)

いかがですか?

煽って終わりにせず、
その後に『ストーリー』を添えただけ。

それだけですが、最初の
「なんでそんなこと言われなきゃいけないの?」
という反論に対して、「同情」や「共感」を誘い、
見事に反論処理ができていますよね。

ストーリーによって顧客に
「私はそうなりたくない」
「そうなってしまいそうで怖い…」

と想像させるわけです。

これが
本当の“煽り”で、顧客に伝えるべきビジョン。

大切なのは、煽らないことではありません。

顧客の心に響かせるには、
“煽り”は必要ですし、効果的に利用するべきです。

やらなければいけないのは、煽ったら
必ずその後にストーリー』を添えること。

これだけで、顧客の受け取り方は一気に変わります。

もしストーリーを付け加えるのを忘れそうな方は
PASの型」と覚えましょう。

PASの型

PASの型

これで忘れないので、ぜひ覚えてくださいね。

“煽り”を武器にするために。

煽りを武器にするために。

煽り”にならない文章にするための
ポイントは次の2つでした。

  1. 形容詞・形容動詞は『具体化』する。
  2. “煽り”の後に『ストーリー』を添える。

この2つをまとめると、

“煽り”は具体的なストーリーで補う

ことが大切だと言えます。

あなたも「煽り」で差がつく、
一流のライティングを。

あなたも「煽り」で差がつく、一流のライティングを。

何度もお伝えしますが、
“煽り”ライティングはセールスに必要不可欠です。

しかし、Webのようなオンラインの場合は
一方的なセールスとなるため、
オフラインの時のように
お客様は疑問に思ったことを聞いてはくれません。

それゆえに、「本当なの?」
お客様に反論を生ませた時点で失敗

コンバージョン率はグッと下がります。

これは、Webでのセールスだけでなく、
SNSにおいても同じ。

反論が生まれ共感されなくなったら、
アカウントパワーがどんどん下がりますよね。

だからこそ、煽り”に対して、
反論を起こさせないことが必要
です。

その答えが
具体的なストーリーで補うこと。

ぜひ実践して、
一緒に一流のライティングを目指しましょう。

そして最後に、
あなたにやっていただきたいことがあります。

それが、過去に自分自身で書いた
セールス文章の見直し
です。

例えば、LPやnote・Brainの無料エリアなど。

おそらくそこには、
最低1〜2個、不快な“煽り”ライティングが
無意識に入っているでしょう。

それをどのように『具体化』するのか
どのような『ストーリー』で補うのか
を考えてみてください。

こうやって
“煽らない”ライティングの練習をしていくと、
スムーズに正しい煽りが使えるようになりますよ。

その後は、
ぜひ新しい文章にもトライしてください。

ポイントは「1日寝かす」こと

ポイントは、一度書いたら
「形容詞・形容動詞」にチェックを入れて
1日寝かすこと。

1日あけて文章を見直すと、
「あれ、ちょっとおかしいかも?」
と過剰な表現に気づきやすくなりますからね。

このように、
1つずつ丁寧にチェックし改善していくことが、
成功への近道。

一流ほど、この基本に忠実にやっています。

ぜひ、あなたも実践してください!

最後までご覧いただきありがとうございました。

(引用RT(ご感想)はウェルカムです!)

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